2日目の夜、午後に入れなかったForteへもう一度来ました。カメラのバッテリーの問題は残っていますが、店が開いているなら、まずは中を見てみたい。カラオケを少し歌い、1時間くらいで次へ移動するつもりでした。
ところが、ここには前日の短い出会いの続きが待っていました。知らずに調べて訪れた店のオーナーが、あの人だったとは。ひとりで入ったのに、帰るころには何人もの顔が思い浮かぶ夜になりました。
ベトナム・ホーチミン/カラオケ・スナックForteの旅行記。掲載情報は撮影時点の体験です。
この記事の目次
夜に開いたForte、まずは2階のカラオケへ
動画のこの場面 01:07 ↗入口で日本語の説明を聞けて、まず安心しました。このときの案内は、ラウンジが25万ドン、カラオケが2時間35万ドン、接客スタッフをお願いすると25万ドンという内容。チップ制ではないとも教えてもらいました。料金表を見ながら話せるので、初めてでも店の使い方をつかみやすかったです。

僕はカラオケの部屋を見たかったので、2階へ上がることにしました。ひとりで使うのは少し気が引けますが、中は広くてきれい。前夜のB2とはまた違う雰囲気で、落ち着いて座って歌えそうです。撮影しながら部屋を見ているうちに、ここはよさそうだという気分になりました。
カードが使えるかも確認すると、VISA、JCB、Mastercardに対応しているとの返事でした。細かなことを確認できたところで、オーナーのケンさんから連絡が入りました。急に来た僕に、30分ほどで店へ行くと言ってくれます。それなら、会ってお話ししてから出ようと考えました。
タムさんの日本語と歌に、すっかり感心する
動画のこの場面 03:45 ↗ケンさんを待つ間は、タムさんとカラオケを楽しみました。日本語の歌を歌ってくれるのですが、難しい歌でも自然に聞こえます。自分の歌い方はさておき、目の前で上手に歌ってもらえるだけで、店に入ったときより気分が上がっていました。
話を聞くと、タムさんは22歳で、最近日本語能力試験のN3に受かったそうです。二度うまくいかなかったけれど、続けて取得したと教えてくれました。日本語で会話できることの裏には、ちゃんと勉強してきた時間がある。旅先で何気なく助けられている言葉を、改めてありがたく感じます。
僕も話したり歌ったりしているうちに、最初の気まずさを忘れていました。せっかくの生歌ですが、動画では音楽を差し替えている部分があります。この場で耳にした歌と、会話の合間の空気は、現地で過ごしたからこその記憶になりました。
前日のエレベーターの人が、店のオーナーだった
動画のこの場面 05:14 ↗実は店を調べていたとき、記事に出ていた人の顔に見覚えがありました。前日、雨の中で味仙へ行き、エレベーターに乗るところで少し話した方です。カメラの記録を見返すとよく似ている。まさかと思っていましたが、その人がForteのオーナー、ケンさんでした。

店へ来てくれたケンさんに話すと、向こうも思い出してくれました。エレベーターを待つ短いやり取りの中で、僕は感じのよい人だなと思っていたんです。旅行者としてたまたま会い、その翌日に、調べて選んだ店でまた会う。自分で言いながら、少し鳥肌が立つような偶然でした。
ケンさんは、この場所で19年半営業していると話してくれました。45歳で店をつくり、撮影時点では65歳、100歳まで続けたいとのこと。年数の長さにも驚きますが、それを明るく話す様子がいい。「会いに来て」と茶目っ気たっぷりに言う姿に、長くお客さんが集まる理由を感じました。
旅先でも、歌って話して帰れる居場所
動画のこの場面 07:37 ↗ケンさんの説明では、昼間は完全予約制で、カラオケを楽しみに来る人たちがいるそうです。僕が午後に突然訪れて入れなかった理由も、ここでよく分かりました。夜はスナックとして飲みながら過ごせて、用途が少し変わる店でした。
予約の連絡先についても話しました。僕は事前に見つけた情報からうまく連絡できなかったのですが、ケンさんは名刺に載せたLINEのQRコードを見せてくれました。ネット上の情報だけで完結せず、実際に会って聞いたから分かったことです。
印象に残ったのは、お客さんにここで楽しんでもらい、明日また頑張ってほしいという話でした。派手な演出だけで盛り上げるというより、歌って笑って帰れる場所をつくっている感じです。僕のチャンネルを見た人へのドリンクの申し出もあり、その場の温かい歓迎がうれしくなりました。
1階で一杯のつもりが、気づけば4時間
動画のこの場面 10:39 ↗そろそろ出ようと思ったところ、ケンさんから1階でも飲んでいくよう声をかけてもらいました。下での分はごちそうしてくれるとのこと。ありがたく甘え、スナックのスペースへ移動します。2階の個室とは違い、ほかのお客さんとも自然に会話が生まれる空間でした。

入口では元気なスタッフさんが迎えてくれ、奥にはカラオケの場所があります。広々とした席で軽く一杯、と思っていたら、ケンさんの歌まで聴くことになりました。これがまた上手です。お客さんとのやり取りも含めて場が動き、ひとりで来た感覚がどんどん薄れていきました。
時計を見ると23時半。入ったのは19時半ごろだったので、約4時間です。1時間で出るつもりが、ここまで長居するとは思いませんでした。急に訪れた僕を迎えてくれ、話を聞いてくれ、一緒に歌ってくれた人たちにお礼を言って、夜の街へ戻りました。
この旅を振り返って
ホーチミンには数えきれないほど店があるのに、前日の短い会話が翌日の訪問につながりました。部屋や料金の印象より、ケンさんやタムさんと過ごした時間が強く残っています。次にこの街へ来たとき、また挨拶したくなる場所がひとつ増えた夜でした。
今回の旅のメモ
- 当時の料金案内
- ラウンジ25万ドン、カラオケ2時間35万ドン、接客スタッフ25万ドンと説明。会計総額ではない 出典 01:13 ↗
- オーナー
- ケンさん。本人の説明では同じ場所で19年半営業 出典 05:52 ↗
- 偶然の再会
- 前日に味仙のある場所のエレベーターで短く話した相手が、Forteのケンさんだった 出典 06:18 ↗
- この夜の滞在
- 19時半ごろから23時半ごろまで約4時間 出典 13:32 ↗
料金・設備・利用条件は動画撮影時の記録です。
この記録について
日本語字幕・本編映像をもとに、Tomoの旅を時系列でまとめました。感想や料金は訪問時のものです。写真は本編から切り出し、一部はAIによる画像補修で国旗・字幕・テロップを除去しています。元映像のプライバシー保護のぼかしは維持しています。
出典:【夜遊び】ホーチミン老舗のカラオケスナックでの出会いに運命を感じた夜【Forte】(動画公開 2025.10.11)
記事公開・更新 · 書き手 とも / Tomo